子供が大好きだワン!セラピー犬「ベイリー」のお仕事に同行
子供が大好きだワン!セラピー犬「ベイリー」のお仕事に同行
患者と触れ合うことで心や体を癒やすセラピー犬・ベイリー(雄)が先月、
神奈川県立こども医療センター(横浜市南区)にやってきた。
セラピー犬が常駐する小児医療機関は国内2カ所目。
重い病を抱える子供や家族の不安を和らげ、精神科治療への参加も期待されている。
病棟でセラピー犬はどのように活動しているのだろうか。
子供たちの反応を確かめるため、着任から1カ月がたったベイリーに同行取材した。(黒田悠希)
■「幹部級」の扱いも…
ベイリーはこの日、背中に大きく「祭」と書かれた粋な法被姿で現れた。
院内で開かれていた夏祭りのための特別な装いだ。
大型犬のゴールデンレトリバー、4歳。落ち着き払った優しそうな目をしている。
管理棟には専用の個室も割り当てられている。
同院の中島敏晴事務局長(58)によると「幹部級」の扱いだといい、恐れ入った。
しかし、個室には入りたがらない。子供と一緒にいるのが好きだからだ。
オーストラリアで生まれ、子犬の頃からハワイでトレーニングを受けた。
小児がんの患者と家族をサポートするNPO「タイラー基金」(本部・東京都中央区)が派遣している。
ハンドラーで看護師の森田優子さん(30)といつも一緒に行動し、
今は午後に2時間ほど病棟を回って入院中の子供たちのケアにあたっている。
■病棟内に広がる笑顔
いよいよ病棟。ベイリーを見たとたん、あちらこちらから「法被かわいい!」と声が上がり、辺りの空気がぱっと明るくなった。
1年ほど前から入院しているという厚木市の二見晃太(ふたみ・こうた)君(5)は、
廊下でベイリーに会うと満面の笑みで手をのばし体をなでた。
その様子に家族も顔をほころばせ「久しぶりに、息子のいい笑顔を見ることができました」とうれしそうだ。
廊下を過ぎてプレールームに入ると、大勢の子供たちがワッと集まってきた。
ベイリーをなでたり、カメラ機能付き携帯電話で写真を撮ったり…。
「ベイリーがここに来てくれて本当にうれしい」。
1人の女児はこう話し、はしゃいだ。その様子を見守っている家族やスタッフにまで、たちまち笑顔が広がってゆく。
立ち歩きが難しい子供の病室も訪問する。
この日、長時間にわたる手術を終えたばかりという中学1年の少女(12)は「お手」をしたいが、ベッドから手が届かない。
森田さんらは「起きられるようになったら、お手をしようか」と励ます。
少女はおやつをあげ「またね」と名残惜しげに手を振った。
■“当たり前”の存在目指し
一見、何気なく院内を回っているように見えるこうした接し方は、スタッフが作成した計画に沿い、
子供の発達段階に合わせ綿密に考えられている。
忘れていけないのは、ベイリーがペットではなく、一時的に病院を訪問しているのでもなく、
常駐のスタッフの一員であるということだ。
森田さんは「特別もてはやされてはいけない。ここに居て『当たり前』にならないと」と話す。かわいいだけの存在ではないのだ。
取材では、院内のどこでも人の心を自然とほぐし、笑顔に変えてしまうベイリーの魔法のような魅力を常に感じさせられた。
同院の看護師らは口々に、「職場としての雰囲気も良くなった」と言う。なぜこんな力が持てるのだろうか?
「良い形で、子供や家族の力になっていますね。人間ではなかなか難しいことです」。
副看護局長の森内みね子さん(53)が、しみじみとそう話していたのが印象的だった。
【セラピー犬】 病院や介護施設、障害者施設などでの触れ合い・交流により、患者や家族のストレスを緩和したり、
治療に役立てたりするよう高度に訓練された犬。
ベイリーは5世代前まで病気や気質をチェックされ、厳しい審査を通過している。
国内の小児専門病院では、県立こども医療センターのほか、静岡県立こども病院でセラピー犬が常駐勤務している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120809-00000557-san-soci
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人の力をもってしても、
なかなか出来ないことがやれるのですから素晴らしいです。
言葉も、道具も使わずに。
やはり大切なのは「純粋さ」でしょうか^^
もし、自分が犬ならば・・・
高確率で「ケンケン」寄りです U^皿^U シシシシシw
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いつも読んで頂いている貴方に心から感謝です☆彡
健体康心 金薬(KINYAKU)