夏特有の“夏型過敏性肺炎”に注意を!風邪と勘違いも
夏特有の“夏型過敏性肺炎”に注意を!風邪と勘違いも
■室内のカビが原因
夏風邪と思い込んで治療が遅れやすいのが肺炎だ。
夏にかかる肺炎には複数の名称があるが、その代表格に「夏型過敏性肺炎」が挙げられる。
5~10月に多く、せきやたん、微熱、頭痛などを引き起こす。
慢性化して重症になると、命を落とす場合もある。
原因は主に室内に生息する「トリコスポロン」というカビで、日本特有の高温多湿下の環境を好む。
1980年代に日本人医師がこのカビを発見し、原因を突き止めた。欧米では、このカビ自体がない。
築年数の古い木造住宅や、鉄筋でも3階までの低層階に住んでいる人はとくに要注意。
周囲に古い納屋、池などがある場合もリスクが高まる。このカビは、
湿気の多い場所や腐った木に生息しやすいからだ。
カビが原因なので、外出すれば症状は改善する。
特に、旅行や入院など長期に自宅から離れるとよくなるのが特徴だ。
このため、室内にいる時間が長い専業主婦や定年後の男性にもよくみられる。
家族で同じ症状をきたす点は見逃せない。
池袋大谷クリニック(東京都豊島区)の大谷義夫医師は「適切な治療を受けないまま、
何年もかけて悪化し、肺の一部が硬くなり、呼吸が苦しくなる例は珍しくない」と話す。
多くは夏が終わると治癒するが、翌年再発し、毎年これを繰り返すうちに重症化してしまう。
■2週間が目安
適切な診断を受けるためにも、症状が疑わしい場合は呼吸器科の専門医にかかるべきだ。
「2週間以上、せきなどの症状が続く場合は受診してほしい。
血液検査やレントゲン、CTスキャン、肺機能検査で判断できる。
自宅を見に行ってカビを見つけ、確定診断となったこともある」(大谷医師)
治療は、ステロイドの内服薬が中心。ほとんどが急性なので1カ月程度、薬を飲めばよくなる。
加えて、大谷医師は「完治に必要なのは、家のリフォーム。原因をもとから断たないと、
再発してしまう。軽症の場合は、薬を飲まずにリフォームだけでよくなることもある」と話す。
■大事な水回り
リフォームは、カビが生息しやすいキッチンやお風呂、脱衣所などの水回りに加え、
湿気がたまりやすい北側の部屋が該当する。
「カビなんてない」と思っていても、「床下や畳を外してみると、カビだらけだったということがある」(大谷医師)。
さらに、カビが好みやすい寝具(特に枕)や浴室のマットなども交換したい。
周辺に腐った木を材質とする建物や工作物がないかもチェックしよう。
そして、日ごろから掃除と風通しも気を配ろう。
「毎年5月、7月、9月の雨が降る前に、防カビ剤を用いて大規模に掃除をしてほしい。
これで病気になっても軽症で済む場合がある。
ただし、根本的に解決するには、やはりリフォームか引っ越しをおすすめします」と大谷医師。
たかが、風邪とあなどるなかれ。
■「夏型過敏性肺炎」チェックシート
□せきや微熱、鼻水などが2週間以上治らない
□古い木造住宅、あるいは鉄筋コンクリート製でも築年がたっていて低層階に住んでいる
□家の周囲に古い木造の納屋や池がある
□家の土地は以前、田んぼや沼地だった
□室内全体の風通しがよくない
□家族に同じような風邪症状がある
□外出するとせきや鼻水などが楽になる
http://news.livedoor.com/article/detail/6801022/
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カビに過敏。。。。[壁]д゚*)v GOOD MORNING♪
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健体康心 金薬(KINYAKU)