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カリウムの降圧作用


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■カリウムの降圧作用

東京大学 保健管理センター文献参照


カリウムは降圧作用があることが知られている。

これに関する初期の研究は佐々木らによる秋田県の米作農家におけるリンゴ摂取実験である。

彼らは1日に6個のリンゴを10日間摂取させた農民では有意の降圧を来たすことを報告した。

この研究は同程度の塩分摂取量を示す秋田県の米作農家と青森県のリンゴ農家とで血圧を比較すると青森県の農家において血圧が低いという疫学成績に基づいている。

この理由としてはリンゴに豊富に含まれているカリウムによると推測されている。

実際、われわれはヒト本態性高血圧患者に1日15gの食塩負荷を行い、その際に比較的大量のカリウム(96mEq/日)を補充すると食塩による血圧上昇が抑制されることを示した。

この成績は食塩感受性高血圧モデル動物においても証明され、カリウムは食塩貯留に基づく血圧上昇を特異的に抑制するものと考えられた。

最近では果物・野菜・低脂肪食品を中心としたDASH食が血圧を下げることが指摘されているが、これらの組み合わせはカルシウムや食物繊維とあわせてカリウムの摂取量も増すので、DASH食の降圧機序にもカリウムは深く関わっている可能性がある。

さらに、カリウムは臓器保護作用もあることが知られている。

収縮期高血圧患者において利尿薬が脳卒中のリスクを軽減することを示した

大規模臨床研究としてSHEP研究があるが、そのサブ解析で血清カリウム値が正常のものと低下している(3.5mEq/l未満)のものに分けて、リスクを検討すると正常血清カリウム値を示す患者では利尿薬によるリスク減少が再現されたが、低血清カリウム値の患者では利尿薬の有用性は認めなかった(血圧は同程度に低下していた)。

このことから、カリウムには降圧以外の機序でも臓器保護作用があることが指摘された。

そのメカニズムとしては抗酸化作用が推測されている。

食塩感受性高血圧モデルでは酸化ストレスの亢進が指摘されているが、われわれの検討では酸化ストレスはインスリン抵抗性を惹起し、食塩高血圧においてもインスリン抵抗性は亢進していた。

そこで、カリウム負荷の影響をみたところ、カリウムはインスリン抵抗性を改善することが明らかになった。

したがって、カリウムのインスリン抵抗性改善効果が臓器保護作用の一部に関与している可能性がある。

また、インスリン抵抗性は高血圧、糖尿病、肥満、脂質代謝異常などを合併した代謝症候群の基盤となる病態であると考えられており、ひろく生活習慣病の改善にカリウムは重要であると考えられる。


旧石器時代の食事と現在の食事を比較すると、現代人の食事は高ナトリウム低カリウムであり、このことが高血圧や代謝症候群(インスリン抵抗性を基盤とする)の一つの原因となっている可能性がある。

カリウムは加工により食物の外に出てしまうが、現代人におけるカリウム摂取量の低下には加工食品の普及が関係しているといわれており、現代の食生活の問題点にカリウムは深く関わっている。


貴方のご健康とご多幸をお祈りしております☆


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